07.9 議会質問 岡田やすし
9月18日 テーマ 教育行政への介入問題、土佐橋交通結節点事業、新堀川暗渠化の見直し、中心市街地とまちづくり問題。
【第2問】
それぞれのご答弁ありがとうございます。
◆教育介入について
「学校長もしらないままに発表された手法」について、教育委員会の取り組みの説明がありましたが、答弁がありませんでした。適切であると言えないところに、問題があったことが明らかになったと思います。この件に関しては、明らかに不適切な発言であり、市長に反省を求めておきます。
◆土佐橋について
契約を求める議案でも、収支見通しが明らかにされていない大きな問題です。190億円に関しても、維持費が積み上げられていません。「財政計画に甘さが見られます」江の口コミュニティプラザもなかなか明らかにしませんでしたが、「かるぽーとで5億円」など、これまで大型ハコ物で大きな維持管理費が財政窮迫の一因であると指摘しているところです。
●今後、事業計画を提案するには、維持管理費をセットで提案すべきと考えますが所見を伺います。
自然環境、歴史・文化はまちづくり、地域振興の中心に座っていなければなりません。
●新堀川に関連して、歴史や文化の掘り起こし、自然環境を守る類のまちづくり運動を市長はどう評価しているのか、お聞きします。
●また、県は県議会の「遺跡保存を求める請願」の採択もうけて、高知城、北曲輪の遺跡取得に向けて努力をしています。反面、同じ請願を不採択とした市議会は、「まちづくりの基本的見識」のなさを晒してしまいました。市長は、中心市街地活性化を言うならば、遺跡を残すための、努力と協力をすべきと考えますが、所見を伺います。
◆まちづくり
商店街は人が住んでこそ町です。500人の村が感動を呼ぶのは、そこに生きている人々の息遣いが聞こえるから、こそなのです。人々の生業と日々の営みがあるから町なのです。商業集積施設との違いがここにあります。スーパー量販店が郊外へ進出し、中心街は空洞化、日常の買い物に不便を強いられる、住むための利便性が喪失している中心商店街は、全国共通しています。トゲ抜き地蔵で有名な、おばあちゃんの原宿といわれる、巣鴨商店街は、その店に住むことが商店街出店の第1条件です。賑わいの創出、まちなか再生のキーポイントは、利便性のある商店街にすること、まず日常品から商店街の中で、経済の循環をさせ、自らの手で完結させています。本市の実態をごらんいただいたように居住率は57.6%、商店の皆さんがまず商店街に居住することが、中心街活性化の第1歩と考えます。先日、商店街振興組合の理事長さんとお話をする機会をいただきました。中心街の利便性を回復させるためには、まず自らが住まうこと。まちなか居住の必要性を語ってくださいました。
以前は自分たちも2階、3階に住んでいたが、高度成長の中で、居住部分が商品倉庫になり、近隣地や郊外に家を構えるようになった。今は、店の中に住む場所が無いとのこと。各店舗での、居住スペースや、リフォームすれば居住できる店はどれくらいあるかなど、調査してみたいと話してくださいました。富山市では、中心街での住宅取得に50万円、賃貸住宅入居に補助金月1万円を3年間、共同住宅の建設や、商業ビルを住宅に転用する場合に1戸につき100万円の補助など市単独のソフト事業を行っていました。
●既存商店のリフォームや商業ビルの住宅転用などで、アーケード街の3階以上を、商店経営者のみならず、一般勤労者の居住スペースとして確保することは、経済的で、最も有効なまちなか居住の促進だと考えます。商店街組合の調査への協力を求めるとともに、本市でも助成制度の創設と併せて、国の補助事業への提起を検討してみてはどうか所見をお聞きします。
商店街に居住すれば、お店を夜の9時まで開けておいても人件費は要りません、お店のご主人あなたが店先に立つからです。そこから、商店街を通る人たちとのコミュニケーションが始まるのではありませんか。土日には店先に縁台を置き、赤い毛氈を敷いて、お茶でも出したらどうですか、「道路の占有はだめ」など、行政は野暮を言ったらいけません。高齢化社会に対応する、中心商店街はオープンカフェ、何処行っても休めます。できればトイレも開放してください、改装の助成制度も必要です。中心商店街で商売をされている方々の、個性ある、本物のサービスが、訪れる人々とのコミュニケーションを促進させ、賑わいを醸し出します。
和歌山大学准教授足立基弘氏は、今後の中心市街地活性化の展望を、和歌山市・ぶらくり丁の取り組みを紹介しながら、新規の郊外型店舗にはないもの、市民が市街地の老舗店舗に対して持つ愛着を、『センチメンタル価値』として評価し、既存の施設・魅力を最大限に利用することと、センチメンタル価値の存在は街づくりの必要条件でありアイデンティティーでもあると述べています。
駅前再開発、区画整理事業など、全国に再開発の事例は山積していますが、何処に行っても、その成功例は聞きません。駅周辺には空しく空き地が広がっています。長年培われたその町のコミュニティは半減、喪失、対立だけが残った例も見られます。行政主導で進められる事業の最終目的が、そのハード事業を完成させることにあるからです。うまくいかなかったところには、行政や住民同士との諍いのシコリという厄介なモノが後遺症として残ります。
市長は、中心市街地活性化はどうしても必要と、推進を宣言し、追手前小学校の統廃合を選挙公約として市民に信を問うとのマスコミ報道がありました。「疲弊した商店街を何とかして欲しい」は商店街の皆さんの率直な気持ちであり、何も言えない立場だといいます。先日の質問で、なぜ、周辺地域が中心街の活性化の犠牲にならなければならないのか?中心市街地ばかり、がなぜ重要視されるのか、疑義が出ました。
まちづくりに対立が持ち込まれているように思われます。これでいいのでしょうか?行政主導の再開発は必ず失敗します。そこに、住民の心が反映されていないからです。中心商店街の活性化は中心商店街の皆さんを中心に自らの手で、市民の皆さんと心を合わせ、市民・県民の応援を受けてこそ、このまちに賑わいを取り戻すことができるのではないでしょうか。行政には、住民にそっと寄り添い、その活動を支援することこそ、求められているのではありませんか。
●まちづくりに対立を持ち込む、追手前小学校統廃合問題を、市長の選挙公約から撤回することを求めて第2問とします。
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