無いと言っていた念書・覚書が80余。
合併まであと3ヶ月余とせまった今になって、春野町から84件の相手方に企業、住民組織を含む念書、覚書があることが市議会総務委員会で報告された。
内容はまだ定かではないが、市民の負担、市政の公平性にかかわるかもしれない。そういう懸念があったので、市議団は、過去3度、議会でとりあげ、市側は「他にはないと回答を得ている」「確認をしている」と2度にわたり答弁をしている(下段に過去の質問と答弁)。市民、議会を欺く行為であり、到底許されるものではない。
当時、違法墓地問題など合併にむけては、市議会の中でも慎重な意見が少なからずあった。今回の念書、覚書の内容によっては、合併議論を左右しかねない可能性もあった。
春野町長と合併を推進してきた市長には、明確な説明責任と来年1月の合併までに解決を果たす義務がある。
◆06年12月14日
下本市議「念書,覚書の類に関する問題です。環境部にかかわるもの以外はないとのことですが,町長から明確にないと確認したのか,お伺いをします。」
企画財政部長「これ以外の念書,覚書類に関する問題につきましては,先ほど申し上げました同和関係団体との覚書の解消により,ほかにはないとの確認をいたしております。」
◆05年9月27日
はた市議「念書,覚書の公表について,現在の春野町からは環境行政以外のものは出されていませんし,春野町側はこれ以外にないと言っています。これまで県や高知市の念書や覚書の公表の例からいっても,また墓地問題に見られるようなずさんな,高知市と大きく異なる同和行政の現状からいっても全く信じられません。一般的に条例や規則に基づかない地域的な問題や歴史的な経過のあるもので,念書,覚書がある方が自然で,反対に一切ないというところには理解に苦しみます。市は,すべての念書,覚書の提出を求めたのかどうか,お聞きします。」
企画財政部長「高知市・春野町合併事務検討会の中で,各専門部会において調査を実施した結果,御指摘のございました環境部会以外からはないとの御回答を得ているところであります。本市,春野町におきましては,合併事務の前段作業として両市町の信義のもと,それぞれの課題解決に向けて協議をいたしました専門部会及び高知市・春野町合併事務検討会における調査結果でございますので,御理解を賜りたいと存じます。」
◆ 05年3月15日
迫市議「,春野町は委託事業にかかわる団体との関係で,念書や覚書が幾つか交わされていると聞いております。もしそうであれば,どのような団体とどのような内容で取り交わされるのか,明らかにした上で法定協の設置を検討すべきと考えますが,御所見をお伺いします。」
山下助役「念書や覚書の中で,重要な課題と思われるものにつきましては,一部事務組合を初めとする重要な課題事項と同様の整理をし,市議会に御説明を申し上げ,また住民の皆様方にも広く情報を提供し,御論議をいただきたいと考えております。」
他にも同和の住宅新築資金の滞納3億円(人口が20倍の高知市が7億円)、未登記の土地問題など様々な問題が出てきているが、高知市が合併を推進した真の目的は、財政規模の拡大(交付税の合併算定替など)による公債費比率の低下など当面の財政危機を少しでも緩和しようとしたのではないか、と思われてしかたがない。
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